王様の耳はパンのミミ

伊藤なむあひの小説とか創作に関するあれです

初稿あがり

長かった…本当に長かった。こんなに何度も書き直した作品ははじめてで、まあだからと言ってそれがクオリティに直結しているかと言われるとまだちょっと分からないのが辛いところ。

 

ミステリを書こう!と思って書き始めたわけではないのだけれどテーマから連想したネタがミステリっぽいものだったので必然的にミステリっぽいものになった気がする。少なくとも殺人事件は起こる。

 

でいま書いてて気付いたんだけどSFに載せてもらう小説なのにまったくSFでないような気がするんだけど、たぶんそれも含めて(?)SFなのだろう。たぶんそう。

 

昨日の夜寝る前にせっなくKOHHの音源をいくつか落としたんだけどイヤホンを忘れてきてしまった。残念。嫌だけどこれから働いてくるぅ。宇多田ヒカルとのコラボが最強すぎるよ。忘却ってやつ。

 

あとこのブログで毎回Amazonとかのリンク貼ってるけど多分アフィリエイトじゃないです。サムネが寂しいから付けてるだけ。

 

 

Fantôme

Fantôme

 

 

 

そんな話。

 

たまには普通の

日記になるんだけど、指の荒れが酷くてちょっと他人に見せられないくらいの様子になったしボールペンとか箸を持つのも厳しくなってきたので皮膚科に行った。

 

いつもの皮膚科が休みだったから近くの別の皮膚科に行ったら女性の先生でニコニコしながら通常の4倍くらいの薬を出してくれたので気に入った。塗り薬3種、飲み薬4種の計7種を1ヶ月分。

 

帰りに図書館で円城塔さんの『道化師の蝶』を借りた。

 

道化師の蝶

道化師の蝶

 

 

円城塔さんの本はまだオブザベースボールとセルフなんとかエンジンと、エレベーターの縦族と横族みたいな話しか読んだことがなかった気がするから楽しみ。

 

ついでに掲示されていた埼玉文学賞とやらの貼り紙を見る。ふむ。

 

早く手が治って欲しいし、いま書いてるわけ分からんやつ完成させたい。そんな話。

 

 

やっぱりというか

商業から出版されている小説とそうでない小説について考えることがあって、よくそうでない側から『商業小説はソフィストケートされ過ぎていてつまらない』的な意見を見かける。

 

けれどじゃあそうでない小説が必ずしも飛び抜けて他と違ったり新しいことに挑戦したりしているかというと決してそんなことはなくむしろその辺りの追求というのは商業、特に純文学と呼ばれている小説の方がよっぽど攻めている。

 

勘違いして欲しくないのはこれは商業から出ている小説/そうでない小説の二項対立なんかではなくてそのなかに含まれる小説の割合の話をしているということだ。

 

気を付けたいのは雑さ、甘さ、ぶん投げ、そのあたりを小説としての冒険や挑戦と履き違えないこと。もちろん次回も含むけど、そのあたりの意識にたまに具合が悪くなりそうになる。

 

商業から出版されている小説でないことに甘えてはいけない。そういう話。

 

あ、追記。読者としてはそういうのが好きな人もいて、自分もかなりそういうけいこうがあるのだけれどそれは読む側の意見であって書く側は最初からそこを拠り所にしちゃいけないよね。

 

星に(なって)願いを (隙間社電書)

星に(なって)願いを (隙間社電書)

 

 

 

昨日からまた

小説を書きはじめた。結局、になるかは分からないけど最初に書こうと思っていたのを中断し、別に書きはじめて、それも中断して前のに戻って、それを中断してもう一度いちから書いてる。

 

とはいってもええと最初に書いた方の別の小説とテーマは一緒で、モチーフを変えてみたというだけなのでそこまで頭は使わない。いや使わないようにして書いてる。最近はこねくり回しすぎていた。

 

他人の文章を読んでいてハッとすることがある。ここ最近は読む方ばかりだった。いくつかヒントをもらった。

 

書いて、誰かが読んでくれて、反応があると、少しづつ『相手の期待に応えなくてはいけない』という気持ちがたまっていく。自分にはほぼないと思っていた。好きなように書いてるつもりだった。違ったみたいだ。

 

わずかづつに堆積していったそれに埋まっていた。評価を意識し盛り上がる展開なんて考えていた。違う。『白雪姫前夜』に戻ろう。そういう作品が自分にあることは幸運だ。

 

 

少女幻想譚 (隙間社電書)

少女幻想譚 (隙間社電書)

 

 

 

順番は分からないけど

ひとつ間違いないのは小説がまったく進んでいないということ。ファイヤーエムブレムヒーローズのアプリを落として遊んでいたら小説が書けなくなったのか、小説が書けなくなったからファイヤーエムブレムヒーローズのアプリを落として遊んでいるのか。忘れた。

 

元々そんなに量産できるタイプではないのに特にここ一年くらいで書きすぎたのか。こういうときにふとまったく小説を書かなくなるのかなにんて考えてみたり。

 

書きたくなる日がくるとはあまり考えたことなかったけど書きたくなくなったら書かなくなるだろう。小説以外のことで消耗しているというのもあるかもしれない。このまま一年くらい、ゲームやったり読みたい本を読んで暮らすのもいいのかも。

 

とかめずらしくそんな気持ちになっている。

 

あ、でもお金がないというのに昨日はこの本を買ってしまった。

 

読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式

読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式

 

 

別にweb小説でヒットを出したいなんてつもりはないけど、インタビュー集として面白そうだったから。

 

数日はこれを読んで過ごそうかな。

紙に書いてから

じゃないと小説を書き始められないところがあって未だに最初の構想練りから(必要な場合は)プロット作り、その他メモや図やイラスト、そして冒頭からしばらくはノートにボールペンで書いている。

 

パソコンでの執筆環境はノートパソコン(Surface Pro2)とWordで、9割以上は仕事の日の休憩時間に書いている。普段は家で書かない。家庭(?)に執筆は持ち込まない派だ。

 

悪筆なうえすぐ手が疲れるので紙に書くよりもパソコンに打ち込む方が早い。当たり前だけど。でもパソコンの真っ白な画面にいきなり文字を打ち込むができないのだ。だから例えばこんな感じ(下図)で余計なこと含めて図も描きアイデアをくっつけていく。

f:id:namuahi07:20170815201431j:image

 

ある程度何を書くかが決まるとプロットっぽいものを書き出す。ここ数作は12分割してこんな感じ(下図)である程度の流れを書いていく。意図的に決めず開けたまま書き始めることもある。

f:id:namuahi07:20170815201558j:image

 

冒頭から紙に書いているとそのうち手書きがもどかしくなってくる。紙に書くスピードよりも頭の中で進む文字の方が早くなる。そうしたらようやくパソコンに打ち込み始める。なんとなくだけどしばらくはこういう書き方になりそうな気がしている。

 

なんでこんなこと書いたのかは忘れたけど自分メモ用に。

 

もどかしくなるというその瞬間も好きだけど、新しい小説に着手するために新しいノートを買う瞬間が一番好きだ。

 

そんな話。今日はリンクなし。

 

ボツにした

のはオルタニアvol.5に載せようとしていた原稿で、あわよくばというか、シリーズ化を計画している伊達町サーガのひとつにしようとしていた。それがまずかった。

 

僕がよくやるミスに、詰め込み過ぎというのがあって、特に今回はオルタニアのテーマと伊達町サーガに通底するテーマがぶつかって物語が膠着状態になってしまった。んだと思う。手放したからそう理解できた。

 

基本的には好きなもの、書きたいことを詰め込んでいるのである程度のプロットまでは「こりゃ面白い!」という気持ちで書けていたんだけど、中盤6000字くらいまで書いたところで書けなくなった。こんがらがっていた。

 

無理やりくっつけていたのは分かっていたが書けると思っていた。8月15日が自分の中での締め切りだったが間に合うはずだった。でも切り離したらスッキリした。

 

あらたに書き始めた小説は仮だけど『物語機能不全大全』とした。あの町もあの姉弟も出てこない。出てくるのは主人公だった男とヒロインになるはずだった女。まだどうなるかは分からないけど、たぶん良いものが書ける。

 

ここ一年くらいでずいぶんと書いたので未発表の作品がいくつかある。この前短編集を出したばかりだけどまた出せそうな感じになってきた。だから、というわけではないけど、次は秋締切の文学賞に向けて書くと思う。あとボツにしたやつも別の形でリライトする予定。

 

関係ないけど幸せを感じるなんたらっていう物質は腸から結構出ているらしくてここ数日胃腸が弱っていた間は確かにあんまり幸せを感じなかったかも。

 

みんなも腸は大事にしようね。

 

 

世界その他

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