王様の耳はパンのミミ

伊藤なむあひの小説とか創作に関するあれです

高台の上の団地に

行ってきた。仕事の、なんかクレーム処理的なやつで。クレームっていうほどクレームではないんだけど。相手の指示通り職場近くのバス停からバスに乗り10分くらい。普段は全然行かない場所で、もう明らかに人がほとんど住んでない団地がいっぱい。

 

けっこうワクワクしながら指定のバス停で降りて再度電話すると、バス停の先で曲がってまっすぐ来てくれ、迎えに行くとのこと。自分以外に数人降りてるんだけどみんな散り散りにそれぞれの団地に消えすぐ自分1人になって、キョロキョロしながら進んで行く。

 

本当に人の気配がなくこれが噂のおばけ団地かなんて思いながら昔書いた半虚構日記みたいのを思い出す。5分くらい歩いて合っているのか不安になってきたところで突き当たりの団地から相手が出てきて手を振ってきた。よく自分だと分かったなと思ったが普段他にここに来るようなよそ者がいないんだろう。

 

クレーム自体はすぐに解決してむしろなんとなく歓迎ムードになりここの団地が数年後どうなるとか飼っている猫の話をしている途中、次に書こうとしてここ何日もとっかかりを掴めずにいた小説のアイデアが思い付く。相手は次々に話題をふってきていたの間にか腎臓を片方無くした手術とそのとき見た三途の川らしき場所の話になっていた。

 

その話はたぶん次の小説で書くからここではあんまり記さないけど『アボカド色の子豚』というのは凄いインパクトがあった。団地の群れはオリンピックに向けて少しづつなくなっていくらしい。あと3年もすれば全てなくなるとのこと。それまでに個人的にまたこの辺をウロウロしたい。

 

なんの話かというと、創作上のアイデアは環境の変化によって出てくるっていうよく聞くあれのこと。確かに最近は行きつけの作業場でばかり考えていた。文学フリマで出会った作家は移動が効くと言っていた。アイデアに困ったら電車等での長距離移動をするらしい。プロの作家ではひたすら歩くという人もいた。

 

脳への刺激ということなんだろうけど、いつもと違う場所というのはそれだけでギャンギャンにそれを与えてくれて、しかも今回はこんな素敵な場所だったから余計だろう。

 

また書き過ぎた感があるのでおしまい。

 

 

世界その他

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