王様の耳はパンのミミ

伊藤なむあひの小説とか創作に関するあれです

今日はいつもと違って

多くの人間と話す感じの仕事なんだけどまあ疲れる。20分限りで入れ替わり立ち替わり違う人が来ていろんな話をする。100%の気持ちで聞かなくても疲労は蓄積されていま、建物内の人がない場所でひっそりと缶コーヒー片手に回復をはかってる。頭がいたいからだ。

 

宿野かほる『ルビンの壺が割れた』読了。

 

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新潮社さんがバクチっぽい売り方をしていて気になったのでダウンロードして読んでみた。

《担当編集者からお願い》「すごい小説」刊行します。キャッチコピーを代わりに書いてください! 『ルビンの壺が割れた』 | 新潮社

感想は、うん、たぶん多くの人が思ったり買いたりしてるだろうからまあいっかな。

 

著者がもし新人の人だったら、今後これのイメージが付いて回るだろうからそれが気の毒かなあくらい。いや、気の毒というのは違うか。本人が選んだことかもしれないし。自分だったらいやだなあっていうだけ。別に面白くなくなかったです。

 

小説を書くときは読後、読んでくれた人に何か残るものが書きたいなって。あとは自分しか書けないものを書きたい。そうじゃない小説には意味がないすら思ってる。数年前にようやく実感として分かったけど人生はそこそこ長い。でも自分の最良のコンディションでなにかを作ることができる時間は短い。僕はその限られた時間に自分にしか書けないものを書きたい。

 

その時間はいつ終わるか分からないし、終わったらどうするのかはまだ決めていない。もしかしたらピアノでも始めるかも。ドラムもいいなあ。

 

 

 

少女幻想譚 (隙間社電書)

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