王様の耳はパンのミミ

伊藤なむあひの小説とか創作に関するあれです

短編小説はしばら

く書くのをやめようかと思ってる。というのも、7月発売予定の隙間社さん主催の文芸アンソロジー『BRuTiFuL』に寄稿する短編を書いていて、あ、自分が短編の範囲で書きたかったことはだいたい書いてしまった!って思ったから。

 

正確には冬に発売予定の秘密企画用に短編をもう2つ書くんだけど、それは他人の作品のリミックスなので数には入れない。

 

とある本を、本の概要を読んでいて長編を書かなくては!って思い立ったのもある。もっと世界を!僕の短編は主人公的な人間に近い世界の話がほとんどなんだけど、そうでなくて世界を作るところから始めてみたくなった。

 

出す予定だった秋締切の文學界と群像はどうしようかなーなんて思いつつ、またこうやって心の底から書きたいと思えるものが出てきたのはとても嬉しい。あ、関係ないけど前回の記事の雑誌のキンドル版が出たから↓

 

 

SF雑誌オルタニア vol.5 [○]edited by hassac naminov

SF雑誌オルタニア vol.5 [○]edited by hassac naminov

  • 作者: 高橋文樹,天王丸景虎,淡波亮作,波野發作,山田佳江,伊藤なむあひ,米田淳一
  • 出版社/メーカー: 電子出版アシストセンター
  • 発売日: 2018/05/14
  • メディア: Kindle
  • この商品を含むブログを見る
 

寄稿したのは『方舟事件は迷宮入り』という自分にしてはちょっと長い短編で、できるだけエンタメに振ったやつなのでぜひいろんな人に読んでみて欲しいな。

 

で、今後は数ヶ月読んで数ヶ月書いて、一年に一冊長編を書き終えられたらなとも思うんだけどそれだと残りの人生短いなー足りない。とかそんなで迷い中。僕が小説を書いてるのは言葉が好きだからです。おしまい。またね。

 

新作とかが出

たよー。まだBCCKSだけだけど。

 

BCCKS / ブックス - 『SF雑誌オルタニア vol.5 [○]edited by hassac naminov』高橋文樹、天王丸景虎、淡波亮作、波野發作、山田佳江、伊藤なむあひ、米田淳一著オルタニアvol.5 ◯

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僕は『方舟事件は迷宮入り』という作品を寄稿してます。自分のなかで最大までエンタメに振ってみたもので、ある意味これまでで一番冒険したのかも。

 

あらすじ?としてはこんな感じ。

 

町で相次ぐ失踪事件。

『方舟に乗ってきます 探さないでください』と書かれた手紙が後日自宅に届く。失踪した本人のものと思われる筆跡で。

名探偵を目指す『私』と、そんな『私』に憧れる同級生。

“名探偵は犯人と
殺人鬼は犠牲者と
救済者は子羊と
姉は弟と
それぞれがそれぞれに
迷宮入りした”

 

みたいな感じです。文字数もめずらしく2万字越えでそこそこのボリュームかと。そのうち他の電子書籍ストアにも配信されるけど、気が向いたら買ってみてねー( ´ ▽ ` )ノ

 

あっ、あとオルタニア脱退しちゃいましたー!隙間社さんとこで『BRuTiFuL』っていう文芸アンソロ出す予定なのでそちらを頑張ろうかと。詳しくは隙間社さんのブログを読んでね。

 

オルタニア脱退しました | 弊社日記弊社日記

 

ではではー( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

第55回文藝賞に応募し

た( ´ ▽ ` )ノ!!!

 

結局投函したのは締め切り当日、3月31日の土曜日。土日でもやっているという郵便局のゆうゆう窓口とやらに言って当日消印でキめてきたー。

 

構想自体は昨年2017年の秋ごろからあって、そのときは物語機能不全大全ってタイトルでなんなら2万字くらいは書いていてたしむしろ秋の文学賞に出す予定だったんだけど、もう自分の判断でこりゃ面白くないなって全部ボツにした。

 

何が面白くなかったかっていうのはそのときもある程度わかっていて、ストーリーを作りすぎて言葉がストーリーを追うだけのものになっていたこと。書いていて途中で「で?これがなに?」っていう気持ちになってしまったので全て捨てました。冒頭とか、一部よい文章もあったけど。

 

そんでそこからしばらくは別の原稿をやっていたんだけど、このままずるずると暮らしていたら一生長いの書けそうにないなって思って、他の小説を書きながらも前述の通り小説をほぼまったくの別物として再構築していって、実質書いたのは3月あたまからの1ヶ月間。遅筆の自分がよく間に合わせたなーっていう。

 

でもやっぱり、あらが目立つ。例えば『白雪姫前夜』は自分の中でとはいえあのなかの言葉はほぼ100%と言えるほどあの小説内での言葉としては最適なものに磨きあげている。数年後に書き直しても、別物にでもしない限りあれより良くできないと思う。その点今回の小説は、読んでいてまだ何ヶ所かわからないくらいには細かい文章のキズがある。と思う。

 

ただ今は、これだけの長さの小説は自己最長ということとあってサイコーの気分だしこれまで書いたものの集大成とも思えるし、なにより自分で読んでいてめちゃ楽しめる小説になった。書いてよかった。

 

これまで書いてきたものも当然手を抜いてなんかいないし常にそのとき書ける最高のものを書いてきたつもりなんだけど、今回でいうなら書きながら「いま自分が書いているものが文藝に載る」という目線で書くかことができたのはめちゃ良かったように思う。秋には群像に出したいけど、これからあとみっつは短編を書く予定があるので間に合わないかも。

 

そんな感じでなにが言いたいのかっていうと、文学賞に応募するの楽しー!ってこと。また書くよ。

 

 

 

少女幻想譚 (隙間社電書)

少女幻想譚 (隙間社電書)

 
隙間社全集1 (隙間社電書)

隙間社全集1 (隙間社電書)

 

 

 

 

なんとかかんとか

3月あたまから書き始めて今日で70枚までいった…いままでの自分では考えられないペースだけど、ここ何年かはほとんど常に書いていたから書く筋肉がついてきたのかと思うと嬉しいな。まあ構想だけは秋頃からあったんだけど。

 

あれ、これ書いたか忘れたんだけど秋に文学賞用に書き始めたやつ、50枚くらいまで書いて面白くなくなって自主ボツにしてたんだけどその世界観みたいのを生かしたの。死体でできた埋立地の上に建つテーマパークっていうのが閃いてそれで。

 

書く前の楽しみって、そういう感じでなんかも寝かしていたネタストックに、何かのきっかけで別の発想がくっつく瞬間にあると思う。あ、雨降ってきた。

 

そんな感じでうまくいけば間に合うかも。3月締め切りの文学新人賞。でも、たぶん結構粗い。今回は一次通過したらラッキーかな。秋でリベンジしたいな。傘がないからこのへんで。

 

POP TEAM EPIC

POP TEAM EPIC

 

100枚の

長編を書いている。中編?ともかく、3月末の新人賞に応募しようと思っている。

 

文学文学言ってる割には文学賞って実はほとんど応募したことがなくて、過去に商業の新人賞に応募したのもほとんどホラー大賞くらいだ。

 

もしかしたらというか、文学系の賞に応募するのは初めてかもしれない。たべるのがおそい、の公募枠に送ったくらいか。落ちたけど(また送った)。

 

理由は単純で、長いのが書けなかったということ。いまの創作スタイル(ホラーから移行後)になってからは5000字前後がいちばんしっくりきていたし。書いていてハマった。

 

でも、ある程度以上の長さでないと書けないものがあるということがわかってきた。こういうものを書きたい、と思ったときに5000字では足りなくなってきた。

 

文学フリマ、同人誌界隈で3年ほど短編を書いてきて、電子書籍界隈でも2年くらい書いてきて、ようやく自然にもう少し長いのを書きたくなってきた。

 

実は昨年の秋にも文学賞に出そうと思ったけど書いている途中でつまらなく思えてきて保留にしていた。50枚くらいは書いていたのでその続きを、と思っていたんだけど読み直したらやっぱりいまいちだからボツにした。

 

3月あたまから構想だけ再利用していちから書きはじめ、2日で14枚くらいは書けた。無謀かとも思ってるけど案外最後まで書けるのかも。途中でつまらなくなったらやめるけど。

 

自分の書くものに、ある程度の人数の人が好きと言ってくれて、とても嬉しくて、でも他の物差しでもはかってみたいなと思って、いろんな思いがあるんだけどやっぱり楽しそうだから、というのが一番だ。

 

応募できなくても、できても、ここで報告しますね。

 

今日は数年ぶりに新譜が出るというUNDEROATHの、昔の曲から。

It's Dangerous Business Walking Out Your Front Door

It's Dangerous Business Walking Out Your Front Door

  • アンダーオース
  • ロック
  • ¥250

 

リライト

してみました『方舟事件は迷宮入り』っていう小説。未発表の2万字くらいのやつ。ここ数年で一番頭を使った作品で、ていうのもなにを思ったのかミステリ風にしてみたんですよ。ってこれどこかで書きましたっけ?

 

もうね、もどきとはいえミステリになんて手を出すもんじゃないね。普段使わない脳を使って何ヶ月もうんうん言いながら買いたんだけど、ジャンル小説の面白さの軸みたいのが分かってないせいか書き終わったあとも「これ本当に面白いのか?」っていう疑問が消えなくて…。

 

そんでこれを載せてもらう『オルタニア』っていうSF誌のメンバーに読んでもらい感想を言ってもらって、ようやく「む、たぶん、これ、面白い…はず…」っていう感じになりました。そもそもSF誌にミステリ書くんじゃないよって話もあるけど。

 

たぶん3月くらいには出るんじゃないかなあ。たぶん。面白い、と思う。エンタメ書いてます。違うな。エンタメの一歩手前。ここから先エンタメ注意!みたいなところ。僕の書ける限界のエンタメ。読んでみてね。

 

 次は秘密のアンソロ?ように書いているやつを今週中に終わらせて、3月末の文学賞に出すやつの続き書いて、そのあといよいよ隙間社さんとこのアンソロのやつ書きはじめるよー。それが一番楽しみ( ´ ▽ ` )ノ

 

リンクは最近またハマってきたFact。ほんと、もっと活動続けて欲しかったなー。

reborn

reborn

  • FACT
  • ロック
  • ¥200

 

そんな感じで、またねえ。

 

 

やぱぱぽーい

っていう感じで新しいのを書き始めた。タイトルは『燃えていない小屋』久し振りにフェティッシュな文章が書けて楽しい。タイトルがフォークナーっぽいけどまあいっか。多分4000字〜5000字に収まる。完成したらたべるのがおそいという雑誌の公募に送る予定。

 

それで、書きながら途中まで書いていた春の文芸新人賞向けのやつの続きが思い浮かんだ。というよりも先日思いついたアイデアをそこにくっつければいいって分かった。今書いてるのもくっつけるアイデアのもディズニーランドに行ったときに思い付いた。行ってみるものだなあ、夢の国。

 

あと本が読みたい。小説でなくて、なんか新書みたいなやつ。と思ってバッグに忍ばせているんだけど全然読めてないのがこれ。

 

 

純文学とは何か (中公新書ラクレ)
 

 しばらく前に買ってずっと積んでたやつ。恥ずかしいので帯は外してあるけど、タイトルもアレなのでカバー欲しい。文庫カバーしか持ってないのが悔やまれる。

 

年始にインフルに倒れたんだけど、体力、気力とみるみるなくなっていってもう書けないのかこれ…とか思ったけど完治して体力が戻ったら気力もないついてきて書けるようになってきた。何が言いたいかっていうと健康大事。

 

あと隙間社さんの方でも告知があった隙間社主催アンソロ、それにも参加するはずなのでそれも書きたい。お題は『先端』。今年も書いていきます。