王様の耳はパンのミミ

伊藤なむあひの小説とか創作に関するあれです

新作日記10

というわけでギリギリ昨日、3月31日の昼休みに文学新人賞の原稿をぶん投げてきました!五大文芸誌にひととおり出してみたいなーという思いがあり、昨年の文藝、群像(もうすぐ発表やね)ときて今年は新潮新人賞から。

 

東京死体ランド、その次のやつに次ぐ3部作のラストのつもりで書いたんだけど、前のふたつは結構似たタイプの文体でやってきたんだけど今回はちょっと違うのと、前のふたつが構造的に一本道だったのをちょっと複雑にしてみた。してみたっていうか、そうなっちゃった。

 

群像に送ったやつは現時点で最終に残っていないのは分かっていて、今回のもまあ正直なところ(賞のタイプと合わないのを差し引いても)厳しいだろうなーということ。

 

死体ランドを書き終わって出したときは初めて長いのをかけたのもあって「よっしゃこれで天下獲ったわ!」ってな気分だったんだけど、2作、3作と書いていくと長いやつをある一定以上のクオリティで書き終えることの難しさが分かってきた。

 

この3作までは締め切りに間に合わせようというか、とにかく勢いで書いた部分が大きいので次からはもうすこしじっくり書けたらなあと。あと本読みたいよね。

 

なんていいつつも、ふたつのアンソロに参加予定です。久し振りに他社(?)さんのところに寄稿します。楽しみ。どちらも挑戦的な短編を書けたらなあと思っています。それについてはまた別途ここにでも書くね。

 

それではまたー!あ、ブルハがついに電子で配信されるようになったみたい。嬉しい。

 

未来は俺等の手の中

未来は俺等の手の中

 

新作日記9

終わりが…終わりが見えてきた…

 

というわけで新作、自分的最低目標文字数としていた4万字をこえたー!おはなしもいよいよ終盤なわけだけど、やっぱり書き急いだ感がすごくて、これほんとならあと1ヶ月かけてじっくり完成させた方が良いんじゃ?っていう気持ちもあるんだけどこんな風に締め切りがあってうおー!ってやらないと終わらなかった気もするから良し悪しだよね?

 

で、こうなってくると問題は短歌の方で、これから毎日3つづつくらいは詠みたいんだけど短歌って短歌に脳のチャンネルが合わないとなかなか詠めないから不安。実際30収録するとしたら60作っておいてそこから上位30を選ぶ、っていうくらいじゃないとっていう感覚があるからそこで変に全体のクオリティ落としたくないなという気持ちが強い。

 

自分以外の歌人の歌を借りるのも考えたけど、少なくとも公募チャレンジするときには悪手な気がする。短歌脳のときって小説書けなくなるのでそっちに寄せすぎると小説書き終わりませんでしたなんてなりそうだし困るわねえ。

 

そんな感じで次回で完成発表できそうです。読んでてくれたひとたち、ありがとうね。心の支えになりました。

 

じゃあまた次回に!

 

In My Space

In My Space

  • 釈迦坊主
  • テクノ
  • ¥200

 

新作日記8

えらい、我ながらとにかく偉い。新作が3万字の大台を突破した。今回はいろんな断片が組み合わさった作りになっているんだけど、それに対して前に

・一本道でないから勢いで書けない

・短編をたくさん書くみたいに色んなアイデアが必要になって

とマイナス点を書いた。でも良いこともあると気がついた。

・飽きにくい

・つまっても他のところの続きを書ける

とかとか。

 

あっそうだ。全然関係ないけどひっさしぶりにアンソロというか雑誌的なところから寄稿の依頼があったよ。ありがたいことです。たぶん秋頃に出ると思います。夏くらいにはなにかしらの情報が公開になるので待っててね。

 

さてと、いまのやつ書きおわったらその寄稿のやつ書いて、3ヶ月くらい集中的に本読もうかしら。空き時間をほぼ書くことに全振りなので読みたい本がたまってる。下のやつは前に一回読んだやつだけどもういっかい読みたい。僕の好きな本、小説はもう一回とかそれ以上に読みたくなるやつだ。

 

じゃあまたね

紙の民

紙の民

 

 

 

新作日記7

やーなかなか進みが遅くて、いまの毎日(週5だけど)1000字ペースだと最低字数目標だった4万字書き終わるのは3月末になってしまいほぼノー推敲でフィニッシュになってしまう。

 

できればそれは避けたいので1日平均1500字くらいにはしたいんだけど、今書いてる3章的な部分はなかなか手強くて進みが遅いのと、作中作的な2章をほぼすっとばして書いてるからそのへんがヤバめかも。

 

特にその作中作的なところは短歌を入れる予定なんだけど、まだ6つくらいしか詠めてない。短歌って頑張ったら1日で10個とか詠めるとかいうものではないから(少なくとも自分はね)これから毎日1個くらい詠んでおいて最後にそれも載せる載せないを決めるとかになりそう。

 

とにかく、あれだけあったはずなのから日数は気が付けばあと20日くらいだし今月は棚卸だしうわー!ってなってるけど気持ちが乱れたら書けないので平静で頑張ります。

 

死体ランドから始まる3部作のラストのはずなんだけど前の2作とは結構雰囲気が違うはず。まあなんにせよたぶん10月くらいにはお届けできると思うので楽しみにしててくれい。

 

あ、なんか画像が欲しくて最後にリンク貼ってるけど別にアフィとかではない。そうそう、勢いでインスタはじめたから気が向いたら覗いてみてね。リンク貼ろうとしたけど貼り方わかんないや。

 

 

Mash Up!: セルパブミックステープvol.1

Mash Up!: セルパブミックステープvol.1

 

 

 

 

 

新作日記6

ちょっと日が開いてしまったけど18,608字まで進んだ。だけどやっぱりペースが遅い。いや、前作と前々作が早すぎたのかも。理由はまっすぐな一本のストーリーだから。

 

今書いているのはちょっとまっすぐじゃない。ななつのエピソードを並べて作中作を挟み、またななつのエピソードの後日談的なのを並べてそこからようやく最後のお話がはじまる。そこにきてようやくまっすぐなところまでいく。予定。

 

エピソード毎に閃きが必要になるからどうしてもスピードが出ない。短編をななつとひとつ書いているのとほとんど同じだから。15のエピソードが終わってはじめてスタートに立つ感じ。ドラクエで言えば4だよね。

 

ドラクエ4やりたくなってきたな。ドラクエっていうかロープレって最初の頃の弱っちいキャラが成長していくところが好きだから、それが何人分も味わえる4はシリーズの中でも結構好きだ。じゃなくて。

 

東京死体ランドからはじまる3部作のみっつめ、ようやく中盤の最初くらい。締切まであと4週間。いけるかなー。あやしくなってきたな。いや、いくんだけど。

 

あと全然別の話だけど、春頃に出そうと思ってる連作短編『伊達町サーガ』っていうシリーズの表紙絵がすごく好きなあの人に決まった。すごくすごく嬉しい。詳しくは隙間社さんのオフィシャルブログでそのうち発表される思うのでそっちも楽しみにしててね。もうすぐ2万字。昔からは考えられない文字数だ。

 

Black Hole (feat. Sleet Mage, Kaine dot Co & Tohji)

Black Hole (feat. Sleet Mage, Kaine dot Co & Tohji)

  • 釈迦坊主
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 

新作日記5

というわけで12,000字超えたー!12,744字。ここまでで全体の4分の1くらいかなあ。となるとたぶんトータルで5〜6万字くらい?うーん、最初の予定より短くなりそう。

 

とはいえ、一番苦しいところは越えた。はず。これから書くべきことも徐々にかたまってきた。もうちょい緻密に書くつもりだったけど、結局はこういうアドリブっぽい書き方でないと途中で飽きてしまう。

 

10万字くらい書こうとするとまた変わってくるかもしれないんだけどね。

 

そういうわけで、東京死体ランドから始まるドット絵3部作の完結編、ようやく終わりというか完成形が見えてきたよ。今月中に20,000字までいきたかったけどきびしいかな。いや、あと5日書ける日があるからいけるかも。

 

そして応募した先からの連絡はなかなかこないものだ。まあ次ですね次。

 

ところでレディオを読んだよ(変な日本語)。僕も自伝じゃないけど、自分の生きてきたあれをまとめたやつはいつか書いてみたい。でも終わりが書けない(しんでからじゃないと)のはもどかしいところ。新作のタイトルは『天国崩壊』だよ。

 

王木レディオ

王木レディオ

 

 

 

 

 

新作日記4

ようやく文体が定まってきた。これがかっちりハマらないと進みが遅いし、いくら書いても終わる気がしない。とにかくしっくりこない。もう少し安定したらここまでの文章も書き換えないといけないな。

 

現在7666字。当初の予定よりもずいぶん遅れているけど仕方がない。計画を大幅に変えて、書いてるものに合わせる。それって計画の意味あるの?っていう気もするけど、どうせ文字数程度のゆるい計画だし書いているものに合わせるのは結構好きだ。

 

昨年の春から文学新人賞(いわゆる五大文芸誌をメインに)にも応募をはじめた。それをして良かったのは、前回はこれくらいで落ちてしまった。じゃあ少なくとも今回はそこより少し上が最低ラインだな、みたいのを考えられるようになったことだ。

 

もちろん、相性とか運とかはあるだろうけど、自分の中の話としてそういう基準ができて、それをこえなくちゃなと思うのはいいことなんじゃないかと思う。そういう、競技的なところは嫌いじゃない。まあひとり競技なんだけど。

 

今日もこれから仕事。休憩時間に書く。これも嫌いじゃない。おしまい。

 

(なんとなく思い出して貼った)

文学とはROCKである。vol.3

文学とはROCKである。vol.3

  • 作者: かにヴぁ。,木野誠太郎,アダムス,伊藤なむあひ,お湯。,かみしの,アライニコ,つくみず,はるしにゃん,山村まわる,駿河凛,りりぃ,ぴず,対ガス専用マスク,あおちゃん
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