王様の耳はパンのミミ

伊藤なむあひの小説とか創作に関するあれです

ボツにした

のはオルタニアvol.5に載せようとしていた原稿で、あわよくばというか、シリーズ化を計画している伊達町サーガのひとつにしようとしていた。それがまずかった。

 

僕がよくやるミスに、詰め込み過ぎというのがあって、特に今回はオルタニアのテーマと伊達町サーガに通底するテーマがぶつかって物語が膠着状態になってしまった。んだと思う。手放したからそう理解できた。

 

基本的には好きなもの、書きたいことを詰め込んでいるのである程度のプロットまでは「こりゃ面白い!」という気持ちで書けていたんだけど、中盤6000字くらいまで書いたところで書けなくなった。こんがらがっていた。

 

無理やりくっつけていたのは分かっていたが書けると思っていた。8月15日が自分の中での締め切りだったが間に合うはずだった。でも切り離したらスッキリした。

 

あらたに書き始めた小説は仮だけど『物語機能不全大全』とした。あの町もあの姉弟も出てこない。出てくるのは主人公だった男とヒロインになるはずだった女。まだどうなるかは分からないけど、たぶん良いものが書ける。

 

ここ一年くらいでずいぶんと書いたので未発表の作品がいくつかある。この前短編集を出したばかりだけどまた出せそうな感じになってきた。だから、というわけではないけど、次は秋締切の文学賞に向けて書くと思う。あとボツにしたやつも別の形でリライトする予定。

 

関係ないけど幸せを感じるなんたらっていう物質は腸から結構出ているらしくてここ数日胃腸が弱っていた間は確かにあんまり幸せを感じなかったかも。

 

みんなも腸は大事にしようね。

 

 

世界その他

世界その他