王様の耳はパンのミミ

伊藤なむあひの小説とか創作に関するあれです

次はどうする?

3月末でみっつめの長編を書いて、少しだけ休んで、いろんな人の声に耳を傾けたり、作品を振り返ってみたりして課題が色々見えてきたかなって思う。

・描写不足。基本的に僕は意識的に描写をすっ飛ばしてるんだけど、部分的にもう少し欲しいかも。

・体力不足。まだ長いのを書き慣れていないのもあって、後半、終わりが見えると書き急いでしまう。

・構成不足。長編に関してはきっちりと構成練っていないのでパートごとのボリュームのバランスが悪い。

・時間不足。いまは五大文芸誌の新人賞に一通り送ってみるチャレンジ中なので半年に一作になってしまう。もっとじっくり長いのを書く方がたぶんいい。

・読書不足。インプットがうんたらとか言いたくないけど基本的な読書量が少ない。それ以前に自分が面白いと思う作品を積んでいるのでまずはそれから。面白いものに触れるのは大事。

 

ていう感じかな。まあ総じて技術が不足しているんだけど、課題が見えているだけましだ。とはいえひとまず、秋の文學界と次の春のすばるまではこのペースで書くよ。でもその前に。

 

いったん長いのを離れて短いのをふたつ書く。久し振りの他人のアンソロへの寄稿だ。基本に立ち返るじゃないけどこの辺で振り返ってみようかなって。タイミングが合った感じ。夏頃と秋頃に出る予定。

 

自分が書きたいもの見直すべきだ。なんかカッコいいっぽくていい感じの雰囲気でそれっぽい終わり方をするやつをなんとなく書くんじゃなくて、自分が何を書いていて何に挑戦しているかをはっきり意識しながら書こう。

 

僕が書きたいのは、軽くて、ポップで、ユーモアがあって、誰にでもわかる言葉で書かれた、どこかが少しだけ新しいものだ。

 

FLOATIN'

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